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【実話】〇〇が嫌でリハビリ病院を辞めました!リハNsの仕事内容とは?

この記事で解決できるお悩み

 

私は看護師歴15年で、24歳から3年間回復期リハビリ病院で看護師をしていました。

 

結論から言うとリハビリ看護師は急性期病院より精神的負担がだいぶ少なく、転職して本当に良かったと思っています。

 

 

病院以外の美容クリニック、デイサービス、施設看護師を経験していますが、その中でもリハビリ病院はかなりメリットが多かったです。

 

この記事を読めばリハビリ病院看護師になるメリットや仕事内容がわかります。

 

ホシナナ

さらに回復期リハビリ看護師の急性期病院と比べて良かった点、仕事内容を実践を踏まえて詳しくお伝えしますね。

 

【実体験】回復期リハビリ病院を辞めた理由3つ

入浴介助がつらい!

急性期病院の頃は入浴介助はやったことがなかったのですが、リハビリ病院では(病院によリますが)日曜日以外は午後の時間入浴の時間があり入浴介助を行なっていました。

 

午前中にバイタルサイン測定・処置・記録などを行い、午後に入浴介助をしていました。

 

入浴の浴室内担当の時は濡れてもいい格好に着替えて汗だくで介護士さんと行なっていました。

 

入浴の前後も誘導係、更衣の介助を行わなければならず体力勝負の部分も大きいかったです。

ホシナナ
ナースコールも多く、片麻痺の大きな患者さんのトイレ介助や入浴介助・更衣などはとても体力が必要でした。

 

看護師のスキルが低下してしまう

病院のように手術や内視鏡検査、心臓カテーテル治療など高度な治療や処置がありません。

 

呼吸器管理などもないところが多く、新たな知識が入ってきにくい環境ではあります。

 

急に患者様が脳出血を起こしてしまったり、転倒し下肢の骨折をし手術が必要そうな時などは急性期病院に救急搬送しています。

 

点滴や経管栄養の数も少ないですが‥基礎的看護技術は必要です。

 

リハビリ病院で必要な技術

  • 採血・点滴
  • 膀胱留置カテーテル管理
  • 気切の管理
  • 酸素管理
  • ストーマ管理

 

新しい知識は入りにくいですが、看護師としてのブランクにはなりにくいと思います。

 

ホシナナ
リハビリ病院に行って何度かは急性期が恋しくなったこともありました

 

リハビリや他職種との連携が大事すぎる

リハビリ病院ではリハビリの人数も多く、ややにぎやかな雰囲気があります。

 

リハビリ中に便や尿汚染があると

悩む人
オムツ交換お願いします〜!
と言われたり‥

 

看護師に協力的で仕事をしっかりしてくれる人もいれば、そうでない人もいて

ホシナナ
もうちょっとちゃんとやってくれ!
ホシナナ
ちょっとくらいナースコール対応してくれてもよくない?

 

と思うような場面が多かったです。

 

 

月に1回担当者会議などがあり他職種と担当患者の情報共有を行い、自宅や施設などその方のゴールを確かめて援助していきます。

 

医師、リハビリ、栄養士、ソーシャルワーカーなども会議に参加され、コミュニケーション力が大事になります。

 

急性期から回復期病院に転職して良かったこと3つ

緊張感からの解放

病院に比べて急変は少なく、手術・ほぼ緊急入院もなく緊張感はだいぶ軽減されます。

 

患者様の状態は比較的安定しており、点滴類もいないか、数人のことが多いです。

 

呼吸器、シリンジポンプでいくような薬剤の使用はなし、トロッカーやドレーンなどのルート類もなし。

 

モニターを見ながら状態観察する人もほぼいないです。

 

ミスしないように常に緊張しなくてすみ、単純に看護が楽しめます。

ホシナナ
私は急性期のICUからリハビリ病院に転職しました。
急性期は毎日緊張して、医師への報告も苦手でいつもドキドキしていました。
リハビリ病院は患者様の状態が安定しいるので、医師への報告も少なくて済み、だいぶ楽になりました。

リーダーの時の負担が少なくてすむ

回復期リハビリ病院では疾患により違いますが約1〜6ヶ月の入院期間となります。

 

患者様の変化が少ないため、毎日の情報収集が楽です

 

✔︎患者様は治療ではなく、リハビリを中心としているので処置等もあまりありません。

✔︎リーダーの日も状態が変わりない患者様が多く、把握しやすく心の負担が少なくてすみます。

ホシナナ

急性期では点滴の指示切れ、臨時薬の指示切れなども指示確認が多く大変ですよね。

 

定時に帰れることが多い

リハビリ病院では手術や化学療法、内視鏡治療などの治療・処置がほぼなく、急変なども少ないです。

 

ほとんどが予定入院なので1日のスケジュールが崩れることが少なく、定時に終わることが多いです。

 

ワークライフバランスが保てるようになります。

 

ホシナナ
私は急性期の時は自炊をすることはほぼなかったです。リハビリ病院に転職して少し余裕が出て、自炊ができるようになり体が健康になりました

 

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回復期リハビリ看護師のメリット

患者様と長期的に関わることができる

回復期リハビリ病院では疾患により違いますが約1〜6ヶ月の入院期間となります。

 

ホシナナ
特に脳血管疾患の方など始めは経管栄養の寝たきりの方が、リハビリにより自立に近いところまで復活していく姿を何度も見てきました。

 

リハビリによる機能の向上や元気に復活していく姿を見ると感動しやりがいがあります。

 

リハビリや医師とチームを組み協力や相談しながら患者様の退院支援を行なっていました。

 

病院よりも患者様と長期的に援助や関わることができます。

自分の看護が人の役に立つ喜びが実感しやすいことが多いようです。
説明する人

 

ホシナナ
やはり元気になっていく患者さんを身近で見れることは嬉しかったです

 

 

回復期リハビリテーションとは

 

回復期機能

  • 急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能。
  • 急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頸部骨折などの患者に対し、ADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能
  • リハビリテーションを提供していなくても『急性期を経過した「患者への在宅復帰に向けた医療』を提供してる場合には、回復期機能を選択できる。
    引用:厚生労働省:回復期入院医療について
ホシナナ
看護師の配置基準は13:1となっており、日勤帯の受け持ち人数は10数人ですが処置はほとんどないことが多く緊張感は少ないです。

 

回復期リハビリ看護師
特有の仕事内容

療養上の世話

回復期リハビリ病院では24時間看護師や医師がいます。

 

✔︎全身状態の観察や療養上の世話、転倒などによる外傷や急変などの対応も行います。

✔︎夜間検査科や薬局などは運営しておらず、対応できない治療が必要な時は急性期病院に搬送します。

 

採血・点滴・膀胱留置カテーテル管理、酸素管理、経管栄養、吸引などの基礎的な看護技術は必要です

 

ホシナナ
新卒や二次新卒などの看護師も結構います。
数ヶ月で急性期で心がが折れてしまった後輩が入職してきて、楽しそうに仕事をしていましたよ

 

家屋調査がある

回復期リハビリテーションは主に在宅復帰・社会復帰を目指す病院です。

 

身体機能が向上してくると、患者さんが元々住んでいた自宅に実際に訪問する『家屋調査』というものがあります。

 

段差の高さや寝室やトイレの位置などの確認をし自宅で生活ができるようにするためにはどうすればいいかリハビリなどと話し合っていきます。

 

具体例

  • 自室からトイレは遠いから、夜間はポータブルトイレを設置しよう
  • 家族は日中いないから内服は自己管理にしよう、
  • インスリン管理は難しいから内服でコントロールしてもらえるよう医師に相談しよう

 

など話し合います。患者様が在宅や社会復帰できるように個別性の高い看護が必要となります。

ホシナナ
リハさんと一緒に自宅を訪問し、患者さんが自宅で生活できるよう援助できて嬉しかったです
急性期病院ではできない体験ですね
説明する人

リハビリ回診がある

私が実際に働いていたリハビリ病院では月に1回リハビリ回診がありました。

 

リハビリ回診とは?

自分の担当の患者さんが今どんなADLで、自宅の退院などに向け今何が必要なのかなどリハビリの医師にリハビリや看護師から状態報告を行う回診です

 

看護師は主に栄養状態や内科的な問題があればその相談、内服管理の状態や夜間の睡眠状態などを報告していました。

 

説明する人
このように患者さん一人一人と深く長く関わり援助したい人にはリハビリ病院はおすすめです

 

回復期リハビリテーション病棟の入院期間

厚生労働省が定める回復期リハビリテーション病棟入院基準

対象疾患 入院期間
脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷等の発症後もしくは手術、義肢装着訓練を要する状態 150日
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頚椎損傷・頭部外傷 180日
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節、膝の骨折、又は手術後の状態 90日
外科手術後や肺炎などの治療時安静により廃用症候群を有しており、手術後又は発症後 90日
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経、筋又は靭帯損傷後 60日
股関節又は膝関節の置換術後 90日

入院期間は疾患により異なり、約1〜6ヶ月の入院期間です。

 

この期間に社会や在宅復帰を目指すためにリハビリ訓練を行います。

 

ホシナナ
急性期病院に比べ患者様の入院期間が長いため、深くて個別性の高い看護ができます。

 

回復期リハビリ看護師の給料は安い?

急性期病院に比べて月給はさほど変わりありませんが、ボーナスの大きさや退職金の大きさは2〜3倍急性期の方が多いようです。

 

(私の場合)月給30万程(夜勤を含む総支給)でボーナスは急性期の頃は約100万、回復期は約50万程度でした。

 

しかし回復リハビリ病院は緊急入院や急変対応なども少ないためほぼ残業がないので、私はこの金額の差は仕方ないものだと思います。

 

ホシナナ
私は24歳の頃急性期病院で心身ともにボロボロになっていたので本気でお金ではなく、穏やかに過ごしたい一心で転職しました

 

あの時転職して本当に良かったです。

 

回復期リハビリ病院からのおすすめの転職先

在宅での生活を支える訪問看護

リハビリ病院では患者さんの在宅や社会復帰のために援助を行います。

 

そのためリハビリ病院に勤めていたことで在宅復帰に必要な看護援助や必要な手助けなどを判断する能力が培われます。

 

患者さんとのコミュニケーション力も高く、訪問看護師として即戦力として活動できるはずです。

 

急性期病棟から治療を学ぶ

リハビリ病院では脳血管や整形の術後などの患者様が多くいらっしゃいます。

 

そのため治療や手術の実際をみて勉強したい!リハビリ病院入院までの一連の流れを見たい!方などおすすめです。

 

頭部CTやMRIの画像を見て、障害が出ている部位と一致していたりすると、とても勉強になりますね。

 

ホシナナ
新卒でリハビリ病院に入職した後輩が2年目に急性期病院に転職したことがありました。

 

リハビリ病院で基礎的看護技術を身につけ、急性期で学びを深めるのも良さそうです。

 

 

人との関わりが好きな方はデイサービス

デイサービスに通う方は比較的健康な状態の患者さんが多いです。

 

ホシナナ
リハビリ病院でも患者さんとレクレーション企画し、実施することがありました。

 

患者さんと触れ合いたい、日常生活の援助を中心に行いたい人にはおすすめです。

 

デイサービスは看護処置は軟膏塗布などしかなく、ブランク明けの方などにもおすすめです。

 

ですが転倒や怪我、浴室での気分不良などある程度の看護師経験がないと難しい可能性があります。

 

夜勤なし、土日休みが良い人は外来・クリニック

リハビリ病院は夜勤もあり、ナースコールも多く、トイレ介助・入浴介助など体力勝負の面が大きいです。

 

ホシナナ
特に夏の入浴介助は本当につらい思い出しかありません。

 

外来やクリニックは夜勤もなく、土日・祝日休みのことが多く、規則正しい勤務状況となるのでプライベートの時間が充実します。

 

日々の予定なども立てやすいでしょう。

 

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まとめ

回復期リハビリ病院は手術や緊急入院は少なく、患者様の状態も安定していることが多いため定時で帰れることが多いです。

 

急性期病院の勤務よりプライベートの時間が充実し、ストレスが軽減することが多いようです。

 

ホシナナ
私も急性期病院で疲弊していたのですが、回復期リハビリ病院に転職し心身の回復と看護のやりがいを感じました。

 

看護師を辞めてしまう前に、さまざまな働き方があるので検討してみてくださいね。

 

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  • この記事を書いた人

ホシナナ

看護師歴15年。転職歴は3回。二人の幼児を子育て中。 ライフスタイルに合わせ内科・脊椎外科・ICU・リハビリ病院・美容クリニック デイサービス・施設看護師など多様な働き方を経験。 転職失敗や経験談を発信中です。

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